プロレスレビューログ

プロレスを見て思いの丈を綴るブログ。

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Warrior Wrestlingレビュー デイビーvsグレシャム他

Warrior Wrestling Stadium Series 2021 - Tag 2 2021/7/17


Singles Match
デイビー・リチャーズvsジョナサン・グレシャム

序盤はじっくりとレスリング。お互いに楽しむかのような何物にも代えがたい時間が続きます。
基本的なことを飽きさせないように魅せる技術がこの二人にはありますね。
中盤はデイビーが支配。やはりブランクの影響は大きく、いかにして相手をコントロールするか、
という時間帯になったときにまだ弱さが残っているのが今のデイビー。また、グレシャムの主張も
トーンダウンしていったのでもう少し抵抗感が欲しかったですね。しかし終盤になるとこの二人にしかできない
オリジナルな攻防をしっかりと見せていき、結果的にはミッド・カードながら満足のいくものになりましたね。

3.0


Warrior Wrestling Lucha Title Match
アラミスvsダガ

お互いに自由な攻防で攻防数を稼いでいきます。ドロップキックからのトペでダガが攻勢に。
足攻めを絡めつつ試合をコントロール。ダガはルチャの中でも通常プロレス寄りの選手なので
停滞感はないですね。王者アラミスも伸びやかな空中技で反撃。また、アラミスは蹴り系の技を使うので
ダガとの対比がうまく取れていてバランスが適切です。トーチャーラック・ボム二連発というフィニッシュは
やや安直だが、概ねうまく転がった試合。アラミスはこういう場で経験を積んでいくと
より面白い選手になっていくと思いますよ。

3.5


Singles Match
ブライアン・ケイジvsニンジャ・マック

話題のニンジャ・マックがWarrior Wrestlingに登場。
しかも相手はWarrior Wrestlingの象徴であり、現AEWスターのケイジという豪華な組み合わせ。
試合はケイジが体格差を生かした展開に持ち込んでいきます。マックを子ども扱い。
それはそれでいいのですがもう少しスタイル・クラッシュの妙を取り入れて欲しかったか。
ケイジもパワー・ファイターというよりオールラウンダーなので意外とそこに振り切れたドミネイトが
できないんですよね。変に丁寧に行ってしまうところがある。またマックも緊張、あるいは慣れない
屋外の会場ということもあってかミスが多く、思ったより試合に入り込めない展開が続きます。
マックの凄技と雪崩式ドリルクローで何とか帳尻を合わせた、という感じの内容。このカードは
数年後にまた見たいですね。

3.0