プロレスレビューログ

プロレスを見て思いの丈を綴るブログ。

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北米インディレビュー マザーズvsヒル/デイビーインディ行脚SLA編/レイバーvsウォーホース

SHP After Laughter 2021/8/27
Sean Henderson Presents - IndependentWrestling.tv


Singles Match
マーカス・マザーズvsタイ・ヒル

メイン・イベントに抜擢されたということもあって極めてオーソドックスな構成ですね。
ボード、ドアは出てくるものの奇を衒わずに20分近い試合をやり抜いている。
それゆえちょっとダレてしまっている部分もありますね。アイテムがありながら
妙にダウナーな試合になってしまっています。ある種淡々と試合が進みすぎている、
といっても過言ではない。マザーズは大分技セットが確立されてきた感がありますが、
インディ最終盤のブレイク・クリスチャンのようにもう少し技種を絞ってもいいですね。
ヒルは背丈といい妙に単発癖のある技使いといい、以前のアレックス・ゼインを彷彿とさせますね。
今はまだ原石以上ではないもののゆくゆくはアメリカ全土の黄金カードになっていく可能性が
十分あるカードだと思います。

3.0


SLA Steel Town Beatdown 2021/8/20
St Louis Anarchy - IndependentWrestling.tv


Singles Match
デイビー・リチャーズvsトーマス・シャイア

プロレスの教科書があったらきっと載っているであろうデイビーのレスリング。
シャイアもしっかりとついていけていますね。デイビーが腕攻めで支配。
実に心地いい一極攻めのメロディで、デイビーの感覚が復帰後日に日に
研ぎ澄まされてきたことを感じます。シャイアも理想的なタイミングで反撃。
ここでの狼煙の上げ方がビッグ・マンとして素晴らしかった。
画になる反撃、とはこういうことを言うんだなと喝采を上げずにはいられない。
終盤も消耗戦の演出の仕方が実に上手く、お互いにシグネチャー・ムーブを出し合う展開に。
このカードから想像される内容はしっかりと見せてきた充実の内容。

3.5


BSP Welcome To Hell 2021/8/29
BloodStorm Pro Wrestling - IndependentWrestling.tv


Singles Match
Gレイバーvsウォーホース

あまり試合のイメージを膨らませにくいカードですが、驚くことにアイテムは一切使わず。
というのもフィニッシュで謎の人物がレイバーに赤い竹刀を差し入れるもそれを拒否、
という場面があるんですね。つまり今後何かしらのストーリーが始まっていく前段階だと思われます。
それを除いたら意外と形にはなっている。レイバーはデスマッチ・ファイターの中ではアッパー系なので
ウォーホースのハイテンションな攻めと親和性高く嚙み合って進めることができますからね。
なんとも評価がしづらいものの、単体として考えるならレイバーのハードコアが見たかった、というのが本音か。

3.0