プロレスレビューログ

プロレスを見て思いの丈を綴るブログ。

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北米インディレビュー 白熱!王座決定3ウェイ/GPAvsタンクマン/期待の若手JDX

Glory Pro Wild Ambition 2021/5/22
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Crown Of Glory Title Three Way Match
ロヒット・ラジュvsジェイク・サムシングvsマイロン・リード

ラジュとサムシングがImpact、マイロンがMLWとTVショーが組まれる団体に
所属しているだけのことはあって3ウェイの見せ方が上手いですね。
基本は1vs1vs1で動くのですが時折サムシングと他二人の1vs2にしれっと切り替えてくるあたりが
ある意味では都合よく試合を展開させる要因になっています。これは批判ではなく、
3ウェイにおいてはそういう帳尻合わせも必要なのでそういうスキルがあって良いですね、という賞賛です。
一人一人を見ていくとサムシングが試合の中心に居て分かりやすいヒール像を提示。
強くて憎たらしいスーパーヘビーとして場を掌握します。マイロンはハイフライ、
ラジュはバランサーとしてそれぞれ貢献。特にラジュのボード・コントロールが際立っていましたね。
彼は地味ですがしっかりとこういう形式についていけるだけの技量がある。インディにおいては、
という注釈付きですが良質な3ウェイでした。

3.5


Freelance Underground Back To Church Street Part Brew 2021/6/19
Freelance Underground - IndependentWrestling.tv


FU Heavyweight Title Match
GPAvsカルヴィン・タンクマン

王者のGPAは典型的なヘタレ・ヒール。というわけでタンクマンが序盤から押せ押せ。
スピードでもパワーでも優れている部分を見せつけていきます。タンクマンの視線を逸らしてGPAがチョップブロック。
脚攻めへと繋げていきます。GPAの脚攻めはローカル団体とはいえ王者を任されているだけあってそれなり。
分かりやすくタンクマンの劣勢を演出していきます。タンクマンも足のダメージを引きずりながら反撃。
その場飛びシューティングスターなど足に負担のかかる技は使わず、できるだけ簡素でダメージ値の
大きい技で反撃していきます。理屈重視でしたが終盤はレフェリー気絶からベルト攻撃に
ロープ悪用フォールというコテコテなもの。最近ここまでコテコテなものは見ないので
逆にアリなのではないかと思いました。

3.0


WrestleMax STL Episode IV: Purple Pride 2021/7/30
www.youtube.com


Singles Match
デイビー・リチャーズvsJDX

序盤はオーソドックスなレスリング。この領域だとデイビーに一日の長がありますが、
JDXも気後れせずについていけていますね。デイビーが脚攻めで変調。JDXのナチュラルに応援したくなる
フェイスぶりを引き立たせるいい仕事を見せています。JDXもダイナミックな攻撃で反撃を見せます。
見ているとACHのような選手になれる素養を持ってるように感じますね。ただACHより一回り大きいサイズなので
逆に体格処理の問題をどう解決していくか。エプロンでのエクスプロイダー、ブレーンバスターを
1で返すという分かりやすい盛り上げ方でボルテージを上げ、最後はきっちりとアンクルホールドで仕留める。
7月からブッキングを受け付け始めたデイビー、1か月経ってだいぶ状態が上がってきましたね。
双方が相手を思いやって出来ることを積み重ねており、JDXのキャリア・ベストでしょう。

3.5