プロレスレビューログ

プロレスを見て思いの丈を綴るブログ。

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DRAGONGATE Dangerous Gate 2022レビュー 吉岡vsEita他

DG Dangerous Gate 2022 2022/9/19


Open The Twin Gate Title Match
カンフー・マスターズ(JACKY"FUNKY"KAMEI&ジェイソン・リー)(c)vsドラゴン・ダイヤ&菊田円

クルーザー級3人の中に紛れ込んだヘビー級。菊田の立ち位置としては分かり易いですね。
試合としてはある程度実績のあるダイヤがサポートに回り、菊田を押し上げていく内容。
その菊田ですが、長期欠場を経て身体もしっかりと作り込んできており好印象。
また、尻攻撃というともすればコミカルに捉えられがちな技種をしっかりとタイトル戦でもシリアスに扱えている。
そしてラリアット、パワーボムとドラゲーの中ではスーパーヘビーと呼んで差し支えない
資質を持った菊田にしか出せない攻め筋。王者のKMも独創的な動きで奪取時と同程度の
素晴らしいパフォーマンスは見せていましたが、完全に菊田が食ってしまった印象のある試合。

3.0


Open The Dream Gate Title Match
吉岡勇紀(c)vsEita

年齢的にはさほど変わりない吉岡とEitaですが、Eitaのキャリアに裏打ちされた
インサイド・ワークは鉄板。口を使い、椅子を使い、ターンバックルを使いと
まさに暴虐の限りを尽くします。対する吉岡はアスリート的で、今が完成形というよりは
ドリームゲートと共に育っていくような選手なのでこのタイミングでのEita戦はベストなタイミング。
乗り越えなければならない壁である先輩に対してあくまでも愚直に、心血を注ぎこみます。
Eitaも終盤は怒涛の攻め。七色のImperial Unoとでも呼ぶべき攻撃で吉岡の牙城を崩しにかかります。
結果的に素晴らしい試合というよりは吉岡のEita越え、という記録の印象の方が
強くなってはしまいましたが、吉岡も決してその働きぶりが劣っていたわけではありません。
ただ、正直印象度で今のEitaに勝てる人間はドラゲー内にいないかもしれませんね。

3.5