NEW WAVE PRO - MOB RULES 2021/8/1
New Wave Pro - IndependentWrestling.tv
NWP Title Match
ソロモン・トゥプゥvsコール・ラドリック
王者であるトゥプゥが押せ押せ。圧倒的なパワーでねじ伏せにかかります。
タイプで言うとジェイコブ・ファトゥのような感じですね。持ち味としてはダイナミックな技と
野性的な動き、ということなのでしょうが良くも悪くもインディ的で
あまり洗練はされていません。そんな中でラドリックが防戦一方になる展開。
反撃の糸口もすぐさま摘み取られてしまいます。パワーバランスとしては適切なのでしょうが、
王座戦なのですからもう少し均衡を作ってもいいのではないか、と思ってしまいましたね。
ラドリックも投げから反撃。ここはまだまだ自分のテンプレートから抜け出せていないですね。
ここを改善できるようになったらラドリックはメジャーでも通用しますよ。
終盤はレフェリー気絶からパートナーであるフィリップスの裏切りで幕引き。悪い試合ではないが、
ラドリックのポテンシャルを考えたときにもっとできるはず、という印象が強い。
3.0
PPW Dey Know 2021/10/15
Paradigm Pro Wrestling - IndependentWrestling.tv
Singles Match
デイビー・リチャーズvsコール・ラドリック
序盤のグラウンドでラドリックがデイビーについていけることを示唆します。
やはりラドリックのレスリングはワクワクする。しかしそこはデイビー、
ロープを挟んでのドラスクで逆転。ラドリックに攻めさせつつも要所で脚を狙っていくのは
流石に上手いですね。厳しさを意図的に出していきます。
ラドリックも定型に頼らず、ネック・ロックのような最小の行動で
最大のパフォーマンスを出せる技を的確にチョイスしていったのは唸らされる。
フィニッシュは丸め込みでしたが、10分とは思えないほどの熱戦。これは再戦を期待したい。
3.0
C*4 - NEVER SAY NEVER AGAIN 2021/11/12
C*4 Wrestling - IndependentWrestling.tv
Winner Takes All, C*4 Championship vs C*4 Underground Championship Match
マイク・ベイリーvsケビン・ブラックウッド
ダブル・タイトルということで格式を重視してくるかと思いきや、
ブラックウッドの奇襲からゴングを待たず始めていきます。ならば乱戦なのかと思わせたところで
続けざまにドア貫通フット・スタンプ。この一発で完全に観客の心を鷲掴みにしましたね。
フェイスvsヒールというわかりやすい図式でありながらも卑怯なことはしないブラックウッド、
そしてここがホームであるカナダで大フェイス扱いのベイリー。ただ蹴りや技を打ち合うだけではなく、
巧みに焦点を適宜散らせていくことが出来ています。心地よいテンポ感と重厚さの両立。
ベイリーだけでなくブラックウッドの上手さも光っていましたね。盟友ガルシアに
先を越されていた感がありましたが、この試合ではその印象は微塵も感じさせなかった。
終盤は逆に打ち合いや技の攻防でもってぶつかっていきます。ベイリーの技のキレは
世界でも三指に入るので場のテンションをうねらせることなど容易。見事ハッピー・エンドで締めくくりました。
4.0
