プロレスレビューログ

プロレスを見て思いの丈を綴るブログ。

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北米インディレビュー 屋外×金網=???/コルビーvsクー/アティカス-デスマッチ=???

RUTHLESS PRO WRESTLING - STEEL CARNAGE 2021/7/17
Ruthless Pro Wrestling - IndependentWrestling.tv



RPW Deathmatch Championship Steel Carnage Death Match
デイル・パトリックスvsジョン・ウェイン・マードック

カード的にはかなり豪華なのですが、内容が追い付いていませんね。
その原因となったのがエスケープ・オンリーの決着条件。これのせいで
幾ら二人が真摯に血を流しあっても試合に還元されていく様子が余り伺えない。
実際フィニッシュ・シーンも随分と牧歌的、もっと言葉を悪く言えば間の抜けたものに
映ってしまいましたし。その事実を差し引けば短い時間の中でしっかりと流血し、ハードな攻防に
手を染めているともとれるが…。パトリックス、マードック共に基本外れのない
献身的な選手なので、この試合はもう少し格式高くあって欲しかったというのが本音。

3.0


TWE - 8 YEARS STRONG 2021/8/21
TWE Chattanooga - IndependentWrestling.tv


Singles Match
コルビー・コリノvsケビン・クー

基本的なレスリングも心を込めて行えば特別なものに成り得る。そう二人が教えてくれるかのような序盤。
特にクーが素晴らしいですね。ギャリーニの離脱以降、シングルマッチが増えていますが
コルビーとの立ち位置を誤らず、適切な形で圧をかけられている。理想的な形でのマウント。
対するコルビーもしっかりとそれに対応出来ているのは好印象。そのコルビーが
腕攻めで支配権を奪います。このシーンは良質でしたね。一極攻めの教科書に乗せてもいいぐらい。
安直に同じ動きを多用せず、適度に散らしながらダメージを蓄積させていく。まさにお手本。
クーも反撃しますが、ここでコルビーがミス。これで熱が少し逃げてしまった感もありますが
二人の現状を鑑みてベストな形でのフィニッシュを選んでいる。インディーの中でも更に無名な団体で
こういうものが生まれるとは。コルビーも以前の不祥事を払拭するぐらい活躍してほしいですね。

3.5


NPU Rituals Part 2 2021/8/22
No Peace Underground - IndependentWrestling.tv


Singles Match
アティカス・コーガーvsクリス・ベイ

相手がベイということで、デスマッチアイテムの使用はなし。
椅子やドアを利用した簡易ハードコアになっています。好調のアティカスは
BC入りしたベイにも臆することなく若きカリスマぶりを発揮。元々通常形式への
順応度が高い選手でしたが、この試合の中でもベイと対等に渡り合っている。
一方のベイも上り調子の選手ということもあってポイントでのムーブは外さない。
ビッグマッチではないので大掛かりなスポットこそないですが、堅実な攻防の応酬で
しっかりとボルテージを上げていく様は流石。フィニッシュはセットしたドアへの
雪崩式ヘッドロック・ドライバーで幕。カードから想像できる内容はしっかりと満たしてきた試合です。

3.0