プロレスレビューログ

プロレスを見て思いの丈を綴るブログ。

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北米インディレビュー 熱戦3ウェイマッチ/お帰りデイビー/ミッキーのデスマッチ魂を見よ

WEST COAST PRO WRESTLING - CRUEL SUMMER 2021/7/9
West Coast Pro Wrestling - IndependentWrestling.tv


West Coast Pro Wrestling Heavyweight Title #1 Contendership Three Way Match
リー・モリアーティvsスターボーイ・チャーリーvsトレイ・ミゲル

3ウェイにも色々ありますが、この試合では三人が休むことなく動き続けていますね。
若干合わせに行き過ぎている感はありますが、それでも目新しい数珠ムーブは魅力的。
この中ではミゲルがキャリア的に先輩ですが、ライジング・スターのモリアーティ、
そして注目株のチャーリーも臆することなく目まぐるしい展開の中で自己主張が出来ていたのは好印象。
注文を付けるとしたら第一挑戦者決定マッチなのに試合時間が短めな点ぐらいで、
他は文句のつけようのない完成度の高さ。これは見ておくべきですよ。

3.5

IWA MID-SOUTH - EGG SUCKING DOG DAYS OF SUMMER 2021/7/1
IWA Mid-South Wrestling - IndependentWrestling.tv

Singles Match
デイビー・リチャーズvsジェイク・クリスト

遂に待望のカムバックを果たしたデイビー・リチャーズ。
タトゥーが増えているのは向こうのレスラーにありがちなこととして、
ある程度仕上げてきましたね。もちろん全盛期には程遠いが見るに堪えない、というレベルではない。
プッツンの多いデイビーとはいえ、そこはしっかりとプロ意識を感じさせます。
どこか懐かしさを感じる技の数々にそうだよこれこれ、という気分にさせられます。
とはいえ問題なのはデイビーよりむしろジェイク。こちらもコンディションが落ちていますが
筋の通らない行動を連発。やたらベーシックな攻めに拘り、ジェイクのようなタイプのレスラーが
ヘッドロックで相手を失神寸前まで追い込む、という筋書きは不要です。
終盤の竹刀を巡る攻防も不明瞭でスッキリしません。デイビー復帰祝いということで
メインなのでしょうが、自団体の王座戦をセミにまで下げて組まれた意義があったかというと…。

2.5

RUTHLESS PRO - BOOT EM UP 2021/6/26
Ruthless Pro Wrestling - IndependentWrestling.tv

Typhoon Of Tubes Death Match
ミッキー・ナックルズvsランディ・ウェスト

FCA戦なので足早に屋外へと向かいます。テンポのいい乱戦ですね。
車にブレーンバスターを放ったり、チェーンで首を絞めたりとわかりやすいスポットから
地面へのスラムなど見た目だけではわからない痛みの伝わるプロレス。
ミッキーももちろんですがランディもいいですね。路上プロレスというものに
必要なスキルを備えている。会場に戻ってからはとにかく蛍光灯を使った攻撃。
椅子に座っての殴り合い、というのはよくありますが、この二人はというと椅子に座っての
蛍光灯の打ち合いを見せます。後先考えないスーサイドなデスマッチファイターの矜持。
それがこの二人には宿っていましたね。フィニッシュは蛍光灯トラップへの
ノーザンライト・スープレックス。こんな激戦が見られるとは思っていなかった。
二人のデスマッチにかける想いの強さを見ました。試合後にビールを酌み交わすなんて最高じゃないですか。

4.5