アダム・ブルックスvsデイビス・ストーム（MCW 2020/2/1）

アダム・ブルックスvsデイビス・ストーム（MCW 2020/2/1）

一時期は縮こまったファイトが目立ったブルックスですが、ここに来て復調しましたね。
以前のような生意気ヒールではなく、ピープルズチャンプ、オーストラリアマットの象徴として輝けているのは良い。
一方のストーム。キャリア18年のベテランらしく小憎たらしい腕攻めで試合を下支え。若干インパクトに
欠ける内容ではあるものの、そこはブルックスがスケール感のある精緻な受けで試合を盛り立てます。
こういう表現力がついてきたのも今のブルックスだからこそで、いつものような大技を注ぎ込まなくても
試合を組み立てられているのは成長の証でしょう。エプロン角へのアラバマ・スラムという印象的な場面で
ブルックスがKO寸前に追い込まれるというのも表現として見事。派手さはないものの、
両者の地力がしっかりと出た内容でメイン・イベントとしては好印象ですね。

4.0