プロレスレビューログ

プロレスを見て思いの丈を綴るブログ。

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東京女子 Positive Chainレビュー 辰巳vs渡辺他

東京女子プロレス Positive Chain 2021/2/11
アーカイブは下記のURLから
https://www.ddtpro.com/universe/videos/9521



タッグ・マッチ
伊藤麻希&山下実優vsNEO美威獅鬼軍(沙希様&メイ・サン=ミッシェル)

東京女子らしいファンな印象を与える場面を中心に、要所ではメイ・サンの軽やかな技を見せていく形。
何かの王座が掛かっているわけではなく、試合順にしても中盤戦なのでこれでも問題はないが
16分あるのでもう少し密度は高めたいところではある。あるいはどこか削るか。
一応山下と沙希様が蹴りという点で親和性が高く、また伊藤山下という
ライバルが共闘する形のタッグをある程度見せることが出来ていたのは救い。

3.0


プリンセス・オブ・プリンセス選手権試合
辰巳リカvs渡辺未詩

白昼夢対決という特別性を感じるマッチアップ。渡辺はジャイアント・スイングや
カナディアン・バックブリーカーなど見るからにパワフルな技を使うが、技に使われている感じは余りない。
これは天性の素質としか言いようがないものであり、後楽園のメインという中々ないチャンスの中でも
臆することなく向き合えていたのは流石。一方の辰巳はドラゴン・スクリューにドラゴン・スリーパーという
龍を感じさせる技種で場をコントロールしていく。挑戦者だった坂崎戦よりもスムーズに試合に入り込むことが出来ている。
他の東女トップ選手と比べて技にインパクトが無いのは惜しいが、上手く脚攻めの構図に嵌め込んでメイン・イベントを全うしていた。
フィニッシュのヒップ・アタックがやや唐突感あったものの、シングル王座としては及第点の出来。

3.5