プロレスレビューログ

プロレスを見て思いの丈を綴るブログ。

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キース・リーvsドミニク・ダイジャコビッチvsダミアン・プリースト(WWE NXT 2020/4/1)

キース・リーvsドミニク・ダイジャコビッチvsダミアン・プリースト(WWE NXT 2020/4/1)

北米王座をかけた一戦。三人とも何でもできるスーパーファイトがウリですが、この試合においては
無観客という特異性が彼らが出す超人的な技から意味を奪う。本来キースやダイジャコの領域というのはいわば「内向き」の凄さなのです。
ここで言う「内向き」とは試合の派手さの事ではなく、キースらを生んだプロレス界のムーブメント、ある意味
プロレスを再定義したレスラー達であることがこの試合ではマイナスになってしまった。モンスター3ウェイという
否応なしにも凄さが伝わるであるシチュエーションに観客がいないという悲劇。これは悲劇以外の何物でもないですね。
本当ならば手拍子や歓声が起こるであろう場面で起こらないため、相当やり辛そうだなというのが伝わってきてしまう。
そしてフィニッシュのプリーストが使う小道具で自分たちの意義を著しく下げてしまっている。いくらプリーストがこういう
キャラクターといえどもこの試合で使うべきではないでしょう。

3.0