プロレスレビューログ

プロレスを見て思いの丈を綴るブログ。

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NXTマッチレビュー クロスvsガルガーノ/新勢力ダイヤモンド・マイン

WWE NXT #463 2021/7/13


WWE NXT Title Match (Special Referee: Samoa Joe)
キャリオン・クロスvsジョニー・ガルガーノ

アクションは良好。クロスの破壊的な技の数々は理想的な形で切り出されているし、
ガルガーノもそれに対して真っ向勝負で応対していく。元々卑怯な事をするタイプの
ヒールではないとはいえこれは熱い展開です。適切な形で攻防を重ねていく、両者が尊ばれる形の試合。
ゲスト・レフェリーのジョーも試合の足を引っ張ることなくしっかりとレフェリング出来ています。
ただTVマッチということで10分しか試合時間がない、という事実が一番の問題であり
NXT王座戦なのだからあと3分ぐらいは欲しかったというのが本音か。時間さえあれば確実にもう一つ、二つと
クオリティが上がったことは明白なので、そこは裏方陣がバックアップしてあげて欲しかった。
ともあれクロスのWWEでの試合の中では上位に位置する物になりましたね。やはり軽量級とは相性が良く、
重量級とは相性が悪い傾向があり、体格が大きい選手が揃う傾向のある二大ブランドでも輝くことが出来るか注目です。


3.5


WWE NXT #464 2021/7/20


Tag Team Match
ボビー・フィッシュ&KUSHIDAvsダイヤモンド・マイン(ロデリック・ストロング&タイラー・ラスト)

KUSHIDA組が入場中のDMを襲撃して試合開始。抗争の高まりを感じさせます。
KUSHIDAの状態がいいですね。蹴りはキレているしサブミッションも鋭利です。
それに比べるとフィッシュは歳の影響を感じてしまいますね。身体が重そうな印象を受ける。
勿論KUSHIDAvsストロングが軸なのでフィッシュ孤立は正解ですが、裏側の事情もあるのかな、と。
一方のDM。髪型を変え、昔の苛烈さが戻ってきたストロングは安定の働きとして注目すべきはラスト。
ハードな蹴りとサブミッションででDMの志向性に合致しています。試合をするかは分からないとはいえ
ハチマンこと鈴木秀樹も居ますし、注目のユニットになっていきそうですね。
タッグの試合としては歪な部分も見られたが、各々がらしさを見せたので不問です。

3.5


Singles Match
カイル・オライリーvsオースチン・セオリー

序盤のレスリングでオライリーのテクニックとセオリーのパワーを明示。
始めにそういう要素がある、ということを伝えるのは重要です。
セオリーはパワー・ファイターながら独特の浮遊感あるムーブを持つ他にはない個性を持っており、
この試合の中でもその部分を垣間見せていきます。対するオライリーは好調をキープ。
攻撃の鋭さも勿論ながらしっかりと見得を切れており、いよいよトップ・フェイスとして
開眼しつつあるなと感じさせます。WWE入りしてからは一貫してヒールだったのでようやく適応し始めたと
言い換えてもいいかもしれない。最後は敢えてサブミッションでのフィニッシュ。
TVマッチとはかくあるべしという内容でした。

3.0