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AEWレビュー セリーナの妙技を見よ/絶対王者ヤング・バックス

AEW Dynamite #86 2021/5/13(放送日は5/19)

NWA World Women's Title Match
セリーナ・ディーブvsレッド・ベルベット

セリーナが盤石。
パワフルな攻めに確実な脚攻め、そしてその回収ぶり。どこから見ても隙がありません。
逆に言うとセリーナが完璧すぎてベルベットの勝ち筋が見えないのが辛い。
どう考えても王座移動はないであろう試合順、またNWAベルトということもあり
結果は見えている内容ではあるが、それでもこの試合には見所がある。
ベルベットは昔のシャーロットのようですね。動きに粗さはあるが、
その場飛びムーンサルトに代表されるように身体能力は高く、華もある。
タイ・コンティらと切磋琢磨してうまく経験を積んでいけばトップ選手として輝ける可能性はある。
そしてそういう未来を見据える可能性を提供している舞台がAEWにはある、ということ。

3.0


AEW World Tag Team Title Match
ヤング・バックス(マット・ジャクソン&ニック・ジャクソン)vsヴァーシティ・ブロンズ(ブライアン・ピルマンJr&グリフ・ギャリソン)

一言で言ってしまえばヤング・バックスの横綱相撲。
煽り芸は名人の域に達しているし、その煽りっぷりも試合に応じて
微妙に見せ方を変えてくるあたりも憎い。今回は明らかなアンダードッグである
ヴァーシティ・ブロンズということでいつも以上に高圧的なドミネイトっぷり。
そんなVBですがピルマンJrはいい相棒を手に入れましたね。元々身体能力は
そんなに高い方ではないですが、丁寧な仕事ぶりが印象に残る彼の横に
長身が映えるギャリソンを置いて80年代リバイバル、としたのは考えましたね。
試合の中でも敢えて古めかしい動きを用いることでタッグとしての完成度を上げています。
とはいえこの試合に****を付けるメルツァーはいくら何でも
贔屓の引き倒しだぜ、と愚痴の一つも言って感想を終える。

3.0